不倫芸能人

黒木瞳と川島なお美 女優人生の分かれ道は渡辺淳一とのリアル失楽園!

三角関係にもイロイロある。

何かの格言っぽく言ってみましたが、ワイドショーでのテッパンといえば「略奪愛」ネタです。

芸能界での略奪愛ネタは昔から本当に事欠きませんが、割とワンパターンですよね。

既婚男性が若いオンナと不倫の末、糟糠の妻を捨てる。

こんなのが多い。

でもやっぱりそこは男女関係、バリエーションがありまして。

今回はそんな変化球バージョンをお届けします。

登場人物は黒木瞳さんと川島なお美さん、そして作家の渡辺淳一さん。

この時点でピンとくる人もいるでしょう。

現時点で渡辺淳一さんも川島なお美さんもお亡くなりで、今更掘り起こすなと言われそうですが、なかなか興味深いんですよね。

なんせ、この三角関係は2人の女優人生の分かれ道になったと言えなくもないからです。

それでは黒木瞳さん・川島なお美さん、渡辺淳一さんのリアル失楽園劇場をご覧いただきましょう。

ドル箱作家渡辺淳一と黒木瞳の「公然の秘密」

渡辺淳一さんといえば、代表作「失楽園」などヒット作を産む大物作家でした(2014年逝去)。

懐かしのアイルケ。
岸谷五朗も魔性女優にメッロメロ〜

大物作家だけに女性関係も派手。

…というのは実は正確じゃありません。

そもそも渡辺淳一さんは札幌で医師をしてたんですよね。

それが35歳のときに、奥さんと子どもを残して愛人と上京して執筆活動を開始するという異色の経歴の持ち主です。

渡辺淳一さんは最初から女性関係は派手だったんです。笑

女性関係の噂が絶えなかった渡辺淳一が持つキャスティング権

ヒット作を飛ばしながら、一般人からホステス等のおミズ系の女性、芸能界ではモデルに女優。

かなりたくさんの噂がありました。

でも「漠然とした噂」はありつつも、決定的なスクープは意外と少ないんです。

噂は噂に過ぎなかったから?

いえいえ、そういうわけでもないでしょう。

スクープが少なかった理由は、やっぱり「ドル箱作家」であったことが一番大きいと思われます。

本を出版する出版社はもちろん、映像化するテレビ界や映画界にとって、「ヒット作の著作権を持つ作家は金のなる木=頭の上がらない存在」なのは想像がつきますよね。

下手に不倫をスクープして機嫌を損ねられてしまうと、それこそ何億円もの損害になりかねませんからね^^;

そんな渡辺淳一さんが持っていたといわれるのがキャスティング権です。

つまり、自分の作品を映像化する場合に、、、

あ〜、主演は○○にしてくれ!
それがキミのとこで映画化する条件だからね!

なーんてことが言えたらしいという話です。

そりゃ、女優も寄ってくるでしょうね。

宝塚退団後の黒木瞳は渡辺淳一作品で知名度アップ

で、週刊誌などで、そういう女優の1人として「公然の秘密」扱いされているのが黒木瞳さんです。

1986年、渡辺淳一さん原作の映画「化身」で主演しています。

当時若い女性から絶大な支持を集めたダンディ俳優が相手役

この映画「化身」は黒木瞳さんの映画初主演作です。

ですが、それだけじゃなく黒木瞳さんにとっては大きな意味のある作品でした。

それは宝塚歌劇団退団後の本格的女優活動の一歩という意味です。

当時、宝塚ファン以外の一般的な知名度はそれほど高くなかった黒木瞳さん。

そんな黒木瞳さんにとって、ドル箱作家・渡辺淳一作品の映画化は、是が非でも出たい映画だったでしょうね。

それこそ渡辺淳一さんと「公然の秘密」を共有することになっても、です。

とおりすがりさん
とおりすがりさん

えー?でも黒木瞳さんが実力で抜擢されたかもしれないじゃん?
だって元タカラヅカの娘役トップだし…

確かにそうです。

元タカラジェンヌだけに、基礎は既にできてますからタダの新人ではありません。

でもね…

渡辺淳一さんの「化身」ってどんな話か知っていると、話はちょっと違って見えてくるんです。

黒木瞳が主演した「化身」は典型的な渡辺淳一作品

「化身」の内容は簡単に言うと…

地位とお金のある男が、若くて垢抜けないホステスを愛人にして、お金と時間をかけて自分好みのエロイイ女に変えようとする…

そんな「ザ☆渡辺淳一」作品なんです。

当然、男女の濃密な絡みの『ワ〜〜オ』なシーンがてんこ盛りなのはわかりますね?笑

そんな話にですよ…

退団したばかりの元タカラジェンヌの娘役を、普通、キャスティングしますか??

とおりすがりさん
とおりすがりさん

別に関係なくない?

いやいやいや…関係大アリです。

今でこそ元タカラヅカで芸能活動する人は多いですし、女優だけでなくその活動範囲は結構広いですよね。

でも、当時はまだ退団後も「清く正しく美しく」を暗黙に求められてた頃なんですよ。

とてもじゃないですが、渡辺淳一の「化身」のイメージとは程遠い。

どちらかというと、宝塚退団後の第一作目の映画なら「フーテンの寅さんのマドンナ役」みたいなのが王道です。

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それに、渡辺淳一さん原作の作品なら、黒木瞳さん以外の女優からのプッシュもかなりあったはず。

それをあえて元タカラジェンヌで、当時の可憐で清純な印象の黒木瞳さんを抜擢したあたりがね…

「あ〜あ〜なるほどね〜」というモノを感じてしまうのは、無理もない話だと思いません?

しかし、役のイメージとは違うと思われた黒木瞳さんですが、映画「化身」では全裸を披露する体当たりっぷりが話題になりました。

これには、タカラヅカ関係者やそのファンからは「タカラヅカの品位を貶めた!」とかなりの反発もあったそうです。

ただ、タカラヅカ関係者からはともかく、この全裸の体当たり演技は、「黒木瞳は元タカラヅカなのに、役のためには脱げる女優魂を持ってるぞ!」と業界内では概ね高評価だったようです。

黒木瞳を強烈に意識?川島なお美の猛追

宝塚対談後、本格女優への道へ一気にコマを進めた黒木瞳さん。

そんな彼女に対して、「私だって!!」と燃えたのが川島なお美さんじゃないかと思うんです(注:勝手な予想ですよ)

川島なお美「先に売れていたのは私だったのに…」

川島なお美さんと黒木瞳さんは1960年生まれの同い年。

しかもたった1ヶ月違い。笑

一般的な知名度としては、川島なお美さんの方が先に売れてたと思います。

キャンパス・クィーンとして、女子大生タレントのハシリみたいな存在でしたからね。

バラエティでも活躍されていました。

名コンビでしたよねw

しかし、川島なお美さんはカンニング騒動やマネージャーとの男女関係スキャンダルで失速していきました。

まさに「化身」の1986年頃です。

この頃、川島なお美さん自身、かなりモヤモヤとしてたんじゃないでしょうか。

そんな中で同い年の黒木瞳さんの大抜擢です。

これはかなり悔しかったでしょうし、羨ましかったはず。

自分が沈んでいるとき、浮上している人のことはよく見えるじゃないですか。

失速してた川島なお美さんは、勢いにのってきていた黒木瞳さんのこと、ガン見してたと思います。笑

川島なお美も渡辺淳一へ急接近!北海道への不倫旅行

で、映画「化身」ですけど、本来の「化身」のイメージとしては、いかにもお嬢さん風の黒木瞳さんよりも川島なお美さんの方が近いんですよね。

たぶん、本人だってそう思ったんじゃないでしょうか。笑

そんな中、川島なお美さんが選んだ一発逆転の策、それは、、、

同じ穴のムジナ作戦!笑

1995年末の忘年会で、川島なお美さんは渡辺淳一さんに急接近します。

これは事務所も通さずに、まさに川島なお美さんの「リアル体当たり」だったとか。笑

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この時点で「失楽園」は、日本経済新聞に掲載中で未完でした。

ですが、評判は高かったですし、単行本はベストセラーになるだろう、映像化も間違いない、と思われてました。

たぶん、川島なお美さんもそう思っていたのでは?

うま〜くコトは進んだのか、その後、川島なお美さんと渡辺淳一さんは北海道への不倫旅行が報じられました。

本人たちは否定してましたけどね…

前述のように、スクープされること自体、珍しいんですよ。

ということは、それだけ「あからさま」だったのかもしれません。

「失楽園」を巡る黒木瞳 vs 川島なお美 仁義なき戦い

川島なお美さんの作戦は成功したかに思えました。

と・こ・ろ・が!

なんと、映画「失楽園」の主役に選ばれたのは黒木瞳さんでした。

週刊誌報道では、このときもまだ黒木瞳さんは渡辺淳一さんと「大人の付き合い」があったというのが文芸界の噂、だそうで。

映画は興行収入23億円の大ヒット。

これで黒木瞳さんの大女優としての地位は盤石なものになりましたね。

嘘か本当か、渡辺淳一さんはクラブの席でこんなことを言っていたそうです。

「アイツ(川島なお美)にやらせるわけないじゃないか」
「愛人であることは認めるが、彼女が女優というのは認めない」

し、辛辣すぎません…?

ただし、さすがに悪いと思ったのかドラマ版「失楽園」には川島なお美さんを抜擢しました。

当時の川島なお美さんは、女優としてこれといった代表作も無かったので、結構な大抜擢といえるでしょう。

きっと嬉しかったんでしょう、当時の放送コードギリギリまで、川島なお美さんは脱ぎに脱ぎました。笑

おかげで(?)ドラマも最終回は視聴率27.3%を記録。

川島なお美さん念願の女優「代表作」ゲット!(^O^)ヨカッタネー

黒木瞳 川島なお美 分かれた女優の道

この映画とドラマの違いはありますが、同じ「失楽園」に主演した黒木瞳さんと川島なお美さん。

しかし、2人の女優の道はここで大きく分かれました。

渡辺淳一と一定の距離を置いた黒木瞳

黒木瞳さんは「失楽園」以降、渡辺淳一作品には出てません。

言うまでもなく、渡辺淳一原作の作品はドラマも映画もたくさんあります。

ですが、黒木瞳さんは自分の出世作を書いた作家の作品にひとつも出演していないんです。

これは完全な私の勝手な予想ですし、ちょっと言い方は悪いですが、、、

黒木瞳さんにとって、渡辺淳一さんとは「踏台」であり「通過点」に過ぎなかったんじゃないでしょうか?

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本当に割り切ったビジネスライクな「大人の関係」という感じ。

1991年に黒木瞳さんは結婚してますし、そういう意味でいっても、仮に渡辺淳一さんと男女の仲であったとしても一時的なギブアンドテイクの関係でしかなかったのではないでしょうか。

「化身」で脱宝塚と本格女優への足がかり、「失楽園」で大女優として盤石なポジションを獲得する。

パっと見た感じ、渡辺淳一さんを川島なお美さんに奪われたように見えなくもないですけど、黒木瞳さんにとっては、もう用済みだったのかもしれません…笑

奇しくも、黒木瞳さんが「化身」で演じた役は、最終的に自立して男を捨てて去っていくんですよね。

もう何かの暗示としか思えないのは私だけじゃないはず。

渡辺淳一作品に出演し続けた川島なお美

一方、川島なお美さんというと、ドラマ「失楽園」以後も渡辺淳一原作の作品に多数出演しています。

1998年にドラマ版「くれなゐ」に出演し、2000年に念願の映画「メトレス・愛人」で初主演。

2007年ドラマ版「愛の流刑地」にも、主演ではないですが出演されていますね。

渡辺淳一さんとの「秘密の関係」についても、少なくとも2年間は愛人関係にあったという噂です。

またまた勝手な予想なんですけどね…

たぶん、川島なお美さんも最初はそんなつもりは無かったんじゃないでしょうか。

つまり、黒木瞳さん同様に、川島なお美さんも最初は「計算」して、渡辺淳一さんとの関係をスタートしたんじゃないか、と思うんです。

しかし自分でも思いがけず、どっぷり不倫関係に浸かってしまったんじゃないでしょうか。

じゃあ、どこで計算が狂ったのか考えると、それはズバリ、映画版「失楽園」で黒木瞳さんに敗北したことじゃないかな、と思うんですよね。

とおりすがりさん
とおりすがりさん

え?でもドラマ版に出たから引き分けじゃない?

そう思われるかもしれませんが、先に映画化されている以上、どうしても二番煎じ感は否めません。

映画化の後のドラマ化はどうしても、ね…

そういうのもあってか、世間的な評価も、

「黒木瞳の方がいい」
「映画版の方が面白い」

とか言われてましたしね(もちろん逆の意見もあるんですが)

やはり後から出ている分、どうしても不利なのは間違いないと思うんですよ。

いずれにしろ、少なくとも映画版「失楽園」の黒木瞳さんよりも「勝った感」は無かったと言えます。

この「中途半端感」が川島なお美さんを駆り立てた可能性はあると思うんです。

このままでは終われない!
私だって渡辺先生の作品で失楽園以上のヒット作を!

こんな風に。

そうこうしているうちに、予想外にどっぷり不倫にハマってしまったんじゃないか、と感じます。

黒木瞳と川島なお美 選択の違いが分けた世間からの見え方

はっきり言って、川島なお美さんの行動はことごとく裏目に出ました

結局「失楽園」以上のヒット作にはならなかったワケですし、なにより、、、

渡辺淳一の愛人だから出演できる

真偽はどうあれ、こんなイメージが着いてしまったからです。

その点、黒木瞳さんは、「失楽園」で大女優の地位を築いた後、渡辺淳一作品には出ていません。

実に賢いな〜と思います。

だって、もし不倫の噂が本当で、映画「失楽園」が枕営業で得た役だとしても、ですよ?

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後の作品が渡辺淳一作品じゃなければ、そこはもう無関係ですよね。

つまり「キッカケ」こそあれ、あとは「実力」だと思ってもらえるわけです。

いや〜、実に賢い。笑

結局、この分かれ目が後の2人の女優としての道を決めたんじゃないでしょうか。

黒木瞳・川島なお美・渡辺淳一 実は三角関係じゃない

黒木瞳さんと川島なお美さんの差が如実に出ていた出来事があります。

渡辺淳一「お別れの会」で見せた黒木瞳・川島なお美の対照的な姿

それは皮肉にも渡辺淳一さんのお別れの会。

壇上に呼ばれ、渡辺淳一さんとの思い出を語ったのは黒木瞳さんでした。

「関係」の噂がありつつ、壇上に呼ばれた人は他にも。

黒木瞳さんは壇上から降りても、最前列の円卓に陣取って、引っ切り無しに人も集まって談笑していました。

一方の川島なお美さんは、壇上には呼ばれていません。

渡辺淳一さん原作の作品に多数出演し、主演もしていたのに、です。

会場の後ろで、1人ぽつんと立ち尽くす姿が目撃されていたようです。

報道では、これが女優としての「格」の違いだと言われていました。

川島なお美さんのこの様子、あの世の渡辺淳一さんはどう思っていたんでしょうね…

渡辺淳一の妻が本気で腹が立つ相手は?

ただ、私は思うんです。

女優の格だけで、お別れの会の2人の扱いがあそこまで変わるのか、と。

渡辺淳一さんのあまりの性豪っぷりに忘れられがちですが、奥さんがいるんですよ(今さら)

お別れの会にも出席されてたそうです(当然)

奥さんは看護師資格を持つ極めて控えめな方だそうですが、もちろん自分のダンナが不倫してて気分がいいわけありませんよね。

当然ですが、黒木瞳さんや川島なお美さんが、渡辺淳一さんと関係があったと言われていることも承知してたでしょう。

でも、奥さんにとって、黒木瞳さんと川島なお美さんのどっちがより憎いかと考えたとき、私はこう思います。

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そりゃ断然、川島なお美さんだろう、と。

黒木瞳さんは極端な話、自分のダンナの作品を大ヒットさせた立役者でもあるわけです。

そういう意味でもビジネスライクで、関係も利害関係で割り切った一時的なものとも言えなくもない。

まったく腹が立たないわけでは無いでしょうが、あくまで仕事のうちと考えられなくもない。

ですが、川島なお美さんの場合、奥さんにとってはガチの愛人以外の何者でもないじゃないですか。

しかも、愛人という立場を利用しながら、自分のダンナの作品にまでしゃしゃり出てくる厚かましい女。

奥さんの立場からすれば、そんな風に感じても何ら不思議はありません。

以上を踏まえると、お別れの会での川島なお美さんの「ボッチ」状態は…

奥さんの意向

もしくは

奥さんの気持ちを慮った関係者の配慮

だったのかも、なんて思ってしまいます。

黒木瞳と川島なお美 女優対決の勝敗は?

黒木瞳さんは年令を重ねても美しさが変わらず、主役・脇役にかかわらず、第一線で活躍されている女優であることは、誰しも認めるところですよね。

川島なお美さんも渡辺淳一作品に出続けただけあって、数多くのドラマや映画に出演されました。

お亡くなりになる直前まで、舞台に出演されるなど、女優としてプライドを持って生き抜かれたと思います。

「女優としてどちらが優れているか」なんて、野暮な比較はするべきではないんでしょう。

ただ、女優としてというよりも、個人的に人間味(?)があると感じるのは川島なお美さんなんですよね。

こういう本を出しちゃうとこね。

決して不倫を肯定してるわけじゃないですよ?

ただ、計算ずくなようで、現実には思い通りにいってないところに、川島なお美さんの人間臭さがあるというか、可愛らしさがあるというか…

きっと周囲の人からも、そういうところが愛された人だったんじゃないかな、と思います。

一方、黒木瞳さんはというと、計算が完璧過ぎて怖い。笑

女優としては第一級なのかもしれませんが、もしも身近にいたら決して心を許したり付き合ったりはしたくありません。

まあ、黒木瞳さんに言わせれば、「あなたみたいな付き合うメリットの無い人はこっちからお断りよ」って言われるんだろうな、と自虐する私なのでした。。。

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