ラサール石井さんのX(旧Twitter)での発言は、たびたび物議になっていますね。
特に近年は、政治的発言の割合が多くなり、その内容は主に政権批判・自民党批判が中心です。
政治的は発言は炎上しやすい傾向があるのは事実でしょうけど、それにしてもラサール石井さんは実に燃えやすい。笑
しかも、それは単純にアンチが多いだけの話では無さそうなんですよね。
今回は、ラサール石井さんのX(旧Twitter)がすぐ炎上しがちな理由について、考察したいと思います。
ラサール石井のX(旧Twitter)が
ラサール石井さんは、最近だけでなく以前にもTwitterで大炎上を起こしたことがありました。
覚えておられる人も結構いるのではないでしょうか?
ラサール石井の浅田真央に対する暴言
それはフィギュアスケート選手の浅田真央さんに関するツイートです。
浅田真央ちゃんは早く彼氏を作るべき。エッチしなきゃミキティやキムヨナには勝てないよ。棒っ切れが滑ってるみたい。女になって表現力を身に付けて欲しい。オリンピックまでにガッツリとことん!これは大事
ラサール石井Twitter
浅田真央さんはもちろん、周囲の選手にも大変失礼ですし、ただただ不快極まりない内容に大炎上しました。
まあ、率直に言って、ただただ気持ち悪い発言ですよね…
本人も最初は言い訳めいたことを言っていましたが、結局は謝罪し、当該ツイートを消していますので、不適切すぎたことの自覚はあったのではないでしょうか。
これは炎上の典型というか、「誰が言ったのか」よりも発言の内容そのものに問題があって炎上したパターンでした。
別の芸能人が言ったとしても間違いなく炎上していたでしょうね。
といっても、このラサール石井さんの大炎上は2011年であり、かなり前の話。
最近のラサール石井さんのX(旧Twitter)での炎上は、この浅田真央さんの件の炎上とは、全く異質のものなんですよね。
ラサール石井の政治的発言がたびたび炎上
ラサール石井さんのX(旧Twitter)での発言で、たびたび炎上するのは主に政治的発言です。
その中からいくつかピックアップしてみましょう。
根拠不明の陰謀論
2019年に沢尻エリカさんが合成麻薬所持で逮捕された時のラサール石井さんのツイートがこちら。
まただよ。政府が問題を起こし、マスコミがネタにし始めると芸能人が逮捕される。これもう冗談じゃなく、次期逮捕予定者リストがあって、誰かがゴーサイン出してるでしょ。
この根拠のよくわからない陰謀論に、批判が多く寄せられました。
世間の不安を煽るデマ
世界的に流行した感染症に対し、政府が配布した布マスクに髪の毛や虫が混入していたケースがあったという報道に対するラサール石井さんのツイートがこちら。
政府が、妊婦用や小学校に配布したマスクに、大量のダニやシミや髪の毛が混入していたとニュース。すみません、まさかとは思いますが、コロナウィルスは付着してませんよね。ちゃんと消毒した髪の毛なんですよね。
実際には、大量のダニの混入など無かったことから、緊急時に不必要な不安を煽るデマを拡散したと炎上しました。
能登地震被災者を混乱させるデマ
2024年1月に発生した能登地震で、政府が被災者に対して、体育館などの1次避難所からホテルや旅館など2次避難所への移動を呼びかけたことに対し、ラサール石井さんのツイートがこちら。
被災者にそんな金あるか。だったらあんたが金を出して、旅館やホテルを借り上げ避難民を移動させろ。五輪誘致のアルバム作りみたいに、馳浩石川知事に官房機密費から金出してやらせろ
被災者の金銭的負担は無いにもかかわらず、まるで費用がかかるかのように誤解させ、迅速で円滑な非難を妨げたデマであると炎上しました。
ラサール石井のX(旧Twitter)がやたら炎上する理由
このように、ラサール石井さんのX(旧Twitter)が炎上するのは政治的発言で、主に政府や与党を批判する反体制の発言がほとんどです。
また、沢尻エリカさんの件のように、直接政治と関係のない話題であっても、こじつけとも思える持論で反体制発言をするのも特徴ですね。
ラサール石井さんの政治的発言がかなりの頻度で炎上してしまうのはなぜでしょうか?
政治的発言は炎上しやすいからラサール石井も炎上する?
まず、政治的発言が炎上しやすいテーマであるのは、たしかに要因の一つでしょう。
ちなみに、タクシー運転手はお客さんとの会話で、政治・宗教・野球の話題を避ける人が多いそうです。
ご想像どおり、人によって主義主張が大きく異なる話題であり、しかも熱くなりやすい話題だからです。
そういう意味では、ラサール石井さんの政治的発言は、元々炎上しやすい要素があるわけですね。
ただ、他の芸能人でも政治的発言をする人は多くいます。
そういう芸能人も、もちろん、反対論者やアンチから批判されることはよくあります。
ですが、ラサール石井さんほど、すべてがいちいち批判され炎上するわけでもありませんし、頻度や非難の大きさに差があると思いませんか?
そういう意味で、確かに政治的発言だから炎上している部分はありますが、それだけではラサール石井さんの炎上は説明しきれません。
アンチと思われる人からの批判よりも、より広い範囲からの避難の声が多いからです。
イマイチ共感できないラサール石井の「反体制」
ラサール石井さんと政治的考えが違う人たちが、ラサール石井さんのツイートを批判するのは、ある意味当然ですよね。
根本の考え方が違うわけですから「間違ってる!」と言いたくなるでしょう。
ですが、ラサール石井さんの政治的発言の場合、一般的な世間の共感がイマイチ得られていないのが大きいと感じます。
例えば、今の政権や自民党を「けしからん!」と思う人はたくさんいるわけですよね。
表立って政治的な発言や活動をしていなくたって、日頃のニュースを見ていてそう感じている人は本当に多いです。
そういう意味では、ラサール石井さんの考えに共感しても良さそうなものです。
ですが、そういう人たちもあまりラサール石井さんのツイートには共感していません。
「そうそう!そうなんだよ!まさに俺が言いたいのはそういうことだ!よくぞ言ってくれた!」といった、強い共感を感じる人が少ないんです。
「またラサール石井が何か政府に噛みついてるな〜」ぐらいの受け止め方しかしていません。
センスが問われるSNSにラサール石井は対応できているのか
なぜ、根底の考えはそこまで変わらないのに、ラサール石井さんのX(旧Twitter)は共感してもらえないのでしょうか。
一番大きい原因は、X(旧Twitter)のようなSNSの特性でしょう。
X(旧Twitter)は簡単に情報発信できるツールで、今となっては無くてはならないものです。
芸能人にとっても、番宣や商品のPR、プライベートを明かしてファンと交流できるという意味では、非常に役立つツールです。
しかしその一方で、基本的に文字で表現し、限られた字数で発信するので、些細なことで簡単に誤解を招いてしまいます。
かといって、ツイートを連投して言葉を尽くそうとしても、その全部を読んでもらえるとは限りません。
それでいて、簡単に拡散されてしまう。
こういう条件の下、X(旧Twitter)を、政治的な自分の考えを発信する媒体として利用しようと思うと、かなりの戦略やセンスが問われるんです。
ちょこちょこっと日常の出来事を投稿するのとはワケが違うんですね。
だって、政治の話は、お客さんとの対話に慣れたタクシー運転手ですら、車内で避けるぐらいですよ?
X(旧Twitter)で政治的発言で同じ考えの人から強い共感を得ようと思ったら、かなり小さい的をドンピシャで撃ち抜くような言葉のチョイスや視点、説得力が必要です。
しかし、ラサール石井さんのツイートは、言葉も視点もドンピシャ感がそれほどありません。
政権批判をする人たちが、よく言っていることだし、言いそうなことにとどまっています。
「ウマいこと言った」つもりのラサール石井への世間の反応
私達は日頃のニュースで、野党が与党批判をしているのをよく目にしますよね。
不祥事ばかりの与党に「けしからん!」という気持ちを持つ人は多いでしょう。
でも、それを批判しているだけに見える野党に強く共感する人ってどのぐらいいるんでしょうか。
「文句を言うのは簡単だよね」
「批判ばかりじゃなく対案を出せば?」
「偉そうに批判してるけど、どうせまたブーメランでしょ?」
こんな風に思う人が多いから、自民党の支持率が下がったからといって、野党の支持率が上がらないわけですよね。
ハッキリ言って、ラサール石井さんのツイートも、こういう政権批判の範疇からまったく出ていないし、埋没しているんですよね。
聞き飽きているし見慣れている、いわば「耳タコ」なんです。笑
政権に良い感情を持っていない人たちですらこう思うんですから、政権を支持している人ならなおさらです。
「俺とは考えが違うけど、ラサール石井の言う事もわかる」
「なかなか鋭いところを突くね。説得力もあるし」
「そういう考え方もできるのか、なるほどね」
こんな風には思ってもらえないわけですよ。
にもかかわらず、ラサール石井さんのツイートは、何となく「ウマいこと言っただろ?」というドヤ感すら感じられます。
これでは、読んだ側は共感どころか、ただシラけてしまうんですよね…
まして、ラサール石井さんのツイートは、デマ情報さえ含んでいる非常に危ういものです。
耳タコ批判で共感できずシラけたうえに、デマ情報で混乱させられる。
炎上しないはずがないんです。
ラサール石井が目指す立ち位置を予想
今後もこのような感じで、ラサール石井さんがX(旧Twitter)を続けていくのは、さらなる炎上を招くだけだと思います。
でも、今の感じを見ていると、X(旧Twitter)を控えていく感じは無さそうですね…
ラサール石井さんは、今後どういう立ち位置を目指しているのでしょうか?
ラサール石井は芸能界のご意見番ポジションを狙っている?
芸能界には昔から「ご意見番」と言われるような芸能人がいました。
和田アキ子さん、美川憲一さん、泉ピン子さん、上沼恵美子さん、デヴィ夫人、島田紳助さん、ビートたけしさんetc...
挙げればご意見番だらけ、キリがないですね。笑
歯に衣着せぬ物言いで、皆が遠慮して言いにくいことをズバズバ言うので、情報番組やバラエティで重宝される存在です。
一時期、ラサール石井さんはビートたけしさんのような、ご意見番的ポジションになりたいのかなと感じたこともありました。
ラサール石井さんといえば、名門ラ・サール高校出身という肩書を活かして、「平成教育委員会」のようなクイズ番組で活躍されていましたよね。
ですが、今はそういったクイズ番組がかなり減っています。
しかも、クイズ番組と言いながらも、バラエティ要素が強く、「正しい回答」よりも「笑えるおバカ回答」が求められたりする風潮です。
こうなるとラサール石井さんとしては辛いところですよね。
ある種の「インテリ」枠として、情報番組等のコメンテーターやご意見番的なポジションにシフトチェンジしたいのかな、と感じた時期もありました。
ですが、X(旧Twitter)の炎上等も影響しているのか、そういった方面での露出は増えていません。
ラサール石井は政界進出したい?
ラサール石井さんと同じように、政権批判・反体制の立場から、政界へ進出した芸能人がいます。
近いところでいうと、水道橋博士さん(※既に辞職)や山本太郎さんですね。
もしかしたら、ラサール石井さんもそういう路線を目指しているところはあるのかもしれません。
知名度は高いので、野党からのオファーというのも考えられなくはないでしょう。
ただ、個人的には、ラサール石井さんのX(旧Twitter)の内容から、出馬して仮に当選してもかなり厳しい議員生活になりそうな予感がします…
ラサール石井さんに「想い」があるのはわかるんですよ?
ですが、その想いから出た言動が、デマ情報の安易な拡散だったり、「ウマいこと言った」的なドヤ感だったり、非常に軽く感じるのは私だけじゃないはず。
特にデマ情報は、少し調べたり確認すればすぐに真偽もわかりますし、確認できない話は拡散しないという選択も簡単ですよね。
それを「想い」があるからと突っ走るのは、ただの自己満足ですし独善的行為だと感じます。
もし、政界進出等を目指して、X(旧Twitter)の発信をしておられるのであれば、もう少し発信の仕方や認識を改めた方が良さそうだと老婆心を抱く私なのでした。。。