最近は「空気が読めない」等、世間からの風当たりが強いキムタクこと木村拓哉さん。
一昔前なら「抱かれたい男」No.1に15年も連続で選ばれるほど、キムタクブランドは絶大でした。
ですが、SMAPの解散から始まり、最近は旧ジャニーズの問題発覚など、木村拓哉さんも批判されることが多くなりましたよね。
様々な要因はあると思いますが、その中でも特に、キムタク全盛期からの凋落を決定づけた原因について今回は考察したいと思います。
木村拓哉 全盛期からの凋落の原因
キムタクブランドに以前ほどの光が無くなった、木村拓哉さんがやたら批判されるようになった原因として、一般的には次のようなことがよく言われます。
- SMAP解散の戦犯
- ウラで工藤静香が暗躍している
- 加齢によるビジュアル低下
- 演技が下手(何をやってもキムタク)
- インスタでのKYぶりにドン引き
確かにどれもそれっぽいですね。笑
多かれ少なかれ、これらが現在の木村拓哉さんへの評価へ影響を与えているのは間違いないでしょう。
ただ、私はもっと根本的な部分で、現在の凋落の原因になったことがあると感じています。
それはやはりSMAPの存在です。
木村拓哉はSMAP解散の原因か
ほら、やっぱりキムタクのせいでSMAPが解散したから嫌われたんでしょ?
そう思われたかもしれませんが、私が言いたいことはそうではありません。
正直なところ、SMAP解散の原因が本当に木村拓哉さんにあったかどうかは微妙なところだと思っています。
報道では色々言われていますし、SMAP×SMAPでの公開処刑の様子を見せられた側としては、そう思えてしまうのもわかりますよ?
ただ、そもそもの発端は、メリー喜多川氏とSMAPマネージャーの飯島氏の対立であり、ジャニーズ事務所の内紛から始まったこと。
スポンサーリンク
ある意味、木村拓哉さんも巻き込まれた側と見ることもできます。
確かに、彼がジャニーズ事務所に残ると決めたことが、SMAP解散の引き金になったような事情は、もしかしたらあったかもしれません。
しかし、例えば「木村拓哉さんが不祥事を起こしてグループ解散に追い込まれた」というような場合とは全然違いますよね?
そういう意味で、彼だけにSMAP解散の責任があるというのは微妙だと思うのです。
「SMAPの木村拓哉」の価値の大きさ
私が言いたいのは、木村拓哉さんが解散の原因だったかどうかではなく、解散した結果、SMAPという器を失ったことそのものが大きいと思っているんです。
どういうことか?
確かに、木村拓哉さんはSMAPとしての活動だけでなく、個人でも大活躍していましたよね。
一見、SMAPというブランド抜きでも、キムタクブランドは何の問題も無いように見えていましたし、もしかしたら本人もそう思っていたかもしれません。
しかし、そうでは無かったということです。
つまり、SMAPにいた木村拓哉さんだからこそ、キムタクブランドも木村拓哉さん個人の絶大な人気も維持できていた部分が大きかったんじゃないか、と。
木村拓哉はもともと少しKY気質
木村拓哉さんは最近、インスタでの投稿でKY(空気が読めない)を指摘されることが多いですよね。
しかし、誤解を恐れずに言ってしまうと、木村拓哉さんのこういう面は以前からありました。
バラエティのコメントや、囲み会見、インタビュー等で、少し場がシラけそうな発言だったり、微妙な言い回し、エピソードはちょくちょくあったんです。
共演女優に下着をプレゼント
これは有名な話でしょうが、木村拓哉さんはずっと前から「共演女優にセクシーな下着をプレゼントする」というエピソードを色々な場所で披露しています。
共演女優がスタッフを含む場合や、ホワイトデーにお返しでプレゼントする、といったバリエーションはいくつかありますが、下着をプレゼントするという部分は共通しています。
これ、今になって掘り起こされて「セクハラなんじゃないか」と言われているようですね。
スポンサーリンク
ですが、当時からこのエピソードには、違和感や不快感を感じた人もいたんです。
ヤフコメ等では「いくらキムタクでも彼氏でもない男性からの下着のプレゼントは引く」といった意見はありました。
彼のややドヤ感のある話しぶりからして、木村拓哉さん自身は下着をプレゼントするというのは「気が効いてる」「他の人はしない特別感」のあるものだと認識していたかもしれません。
面白い話を提供しようというリップサービスのつもりだったかもしれません。
ですが、客観的に見て、ちょっと引いてしまう要素が多分に含まれていたわけです。
これと同じように、木村拓哉さんの話すエピソードや言い回しが、少し微妙だなということは、ちょくちょくあったのは事実です。
全盛の木村拓哉が炎上しなかった理由
木村拓哉さんには、こういったKY発言等がしばしばあったのに、それが大きく取り沙汰されることも、批判の的になることもありませんでした。
なぜでしょうか?
ジャニーズへの忖度で木村拓哉は炎上しなかった?
どうせジャニーズ事務所への忖度でしょ?
確かに、テレビのワイドショーやバラエティ番組、週刊誌ではそういう忖度もあったでしょう。
しかし、当時からTwitter等のSNSはあったわけです。
一般人でもちょっとしたことで簡単に炎上するのに、天下のキムタクほど影響力のある人なら、炎上は簡単なはずです。
もちろん、そこにジャニーズへの忖度なんかありません。
スポンサーリンク
むしろ、SNS等ではそういう外圧がかかると、余計に熱量が増してしまう危険性だってありますよね。
SNSではこんなに炎上しているのに、大手マスコミは取り上げない!
そんな声がよく上がるのがいい例だと思いませんか。
しかし、それでもSNS上ですら、木村拓哉さんのKY発言には、チラホラ意見が飛び交う程度で、炎上のタネになるほどのことは無かったんです。
SMAPの木村拓哉が炎上しなかった根本的な理由
炎上しそうだったものを無理やり抑え込んだわけではない。
そもそも、炎上の種火になっていなかった。
つまり、これって木村拓哉さんのKY発言等が「炎上するほどのことではない」ように見えたからじゃないかと思うんですよね。
スポンサーリンク
だからこそ、多少の不快感や違和感を感じる人がいたところで、炎上するまでの話にはならなかったのでは、と。
その要因を考えた時、やはり大きいのはSMAPという器です。
木村拓哉を守っていたSMAPという器
SMAPとは言わずと知れた国民的アイドルグループです。
いえ、アイドルの枠を飛び越えて、ジャニーズファンの若い女性に限らず、サラリーマンのおじさんからお年寄りまで、幅広い知名度のある別格の存在でしたよね。
それまでのアイドルの枠を飛び越えて、バラエティでも活躍できるアイドルの先駆けでした。
もちろん、好き・嫌いはあったでしょうけど、それでも影響力は絶大だったんです。
メンバーは、リーダー中居正広さん、木村拓哉さん、稲垣吾郎さん、草なぎ剛さん、香取慎吾さんの5人。
それぞれタイプの違う人たちでしたが、互いが互いを補い合える絶妙なバランスで成り立っていたグループでした。
そして、木村拓哉さんが聞く人によってはちょっと違和感を感じるKY発言をするとき、大抵の場合は他のメンバーもいることが多かったんです。
スポンサーリンク
彼の発言で若干微妙な空気になりかけても、他のメンバーがさり気なくフォローしたり、周囲の代わりにツッコミを入れたり、笑いに変えたりしていました。
本人たちにそのつもりがあったかどうかわかりません。
見ている側には、それが自然で当たり前のような光景でした。
それは木村拓哉さんに限らず、他のメンバーにも言えることで、お互いがお互いをうまく守り合えるグループだったんです。
SMAPメンバーがいてこそ光る木村拓哉のスター性
木村拓哉さんは確かにイケメンで、カッコよく、歌も上手ですよね。
木村拓哉さん単体でもそれはもちろん変わらないわけですが、やはりSMAPのメンバーがいてこそ、より光るスター性であり、カリスマ性だったと感じます。
ともすれば、単体では「カッコつけてる」「スカしている」という言葉や態度でも、SMAPの中でなら、SMAPの中のそういう立ち位置であり、役割であり、そういうキャラクターと受け止められます。
変に悪目立ちせずに済むんですよ。
スポンサーリンク
木村拓哉さんのKYっぽい発言だって、SMAPの中であれば印象がかなり薄まります。
他のメンバーがピエロの役回りをすることで、木村拓哉さんのカッコよさが引き立つ場面だってあるわけです。
もちろん、逆に言えば、若干KYなことを言ってしまう木村拓哉さんと比べて、気の利いたコメントができるメンバーが引き立つ場面もあるわけですよ。
「スカしたキムタク」に笑いの要素や場を和ませるような要素が無くても、他のメンバーが担えるから悪目立ちしませんし、色々な意味で、お互い持ちつ持たれつの良いバランスがあったグループがSMAPでした。
木村拓哉の全盛期はもう過去の話?
SMAPの再結成がたびたび話題になりますが、本当にそんなことがあると思いますか?
個人的には、番組で共演したり、一夜限りで「SMAP×SMAP」復活ぐらいはあるかもしれませんが、SMAP完全復活は難しいと感じます。
再結成となれば、喜ぶファンもいるかもしれませんが、公開処刑だの黒幕だの騒動になったのに、以前と同じような目で見られるのか、複雑な心境のファンが大半でしょう。
過去のSMAPを懐かしみ、あの頃に戻りたいとは思っても、それは再結成とイコールではない。
これがSMAPファンの率直な心理ではないでしょうか。
スポンサーリンク
また、SMAP解散の戦犯扱いされてきた木村拓哉さんサイドにしても、なかなか再結成は受け入れ難いと思います。
特に木村拓哉さんの妻である工藤静香さんからすれば、再結成はメリットを感じないでしょうしね。
お子さんのcocomiさんやkokiさんを、木村ファミリーブランドで売り出したい工藤静香さんとしては、またSMAPブランドに縛られるのは辛いはずですから。
となると、木村拓哉さんにSMAPのような守ってくれる器はもうありません。
では今後、彼はどんどん凋落するしかないのでしょうか?
あくまで個人的な意見ですが、今後役者業が中心になるであろう木村拓哉さんが、あまり手を出さない方がいいと思われるもの。
それは、インスタ等でプライベートな姿や言葉を発信することです。
スポンサーリンク
既に何度か炎上し批判されているように、木村拓哉さんの言葉選びやタイミングは、若干KY要素を含んでいるんです。
そういう意味で、根本的にあまり向いていない気がします…
どうしてもSNSの発信は、限られた言葉で誤解を招きやすく、簡単に拡散されてしまうもの。
ただでさえフォロワー数等で影響力の大きい芸能人は、その運用にはセンスが問われるものです。
今の時代、SNSでの情報発信は必須のように言われていますし、確かに正しい面もありますが、足を引っ張るぐらいならやらない方がマシなんですよね。
純粋に役者として評価されるためには、SNSをしているかどうかは重要ではありません。
「何をやってもキムタク」なんて言われず、実力で評価されるようになれば、プロフェッショナルとして芸能界では十分生き残っていけるでしょう。
まして木村拓哉さんはもう50歳を過ぎた年齢で、アイドル時代のような人気の取り方をしようと思うこと自体、ナンセンスです。
そういう意味で、昔のようなキムタク全盛期は戻りませんし、戻す必要もありません。
今後は、役者として堅実な評価がされ、長く活躍することを目指すべきなんでしょうね。