えなりかずきさんって、最近あんまりドラマで見かけませんね。
NHK朝の連続テレビ小説「ブギウギ」でえなりかずきさんを見て、久しぶりにドラマで見たなと感じたのは私だけじゃないはず。
ドラマだけではなくバラエティや情報番組でも以前ほどは見かけないえなりかずきさん。
一部では「干された」なんて話も出ていますが、果たしてそうでしょうか?
今回はえなりかずきさん芸能界を干された説について検証しましょう。
えなりかずきは芸能界を干されている?
まず、結論から言って、えなりかずきさんは芸能界を「干されている」わけでは無いと私は思います。
というのも、本当に干された状態なら、NHK朝の連続テレビ小説「ブギウギ」なんかには絶対に出てこないでしょう。笑
つまり「干された」というには中途半端なんですよね。
ただ、確かに以前に比べると、えなりかずきさんの露出は減っています。
その原因についてのウワサも色々と流れています。
えなりかずきは泉ピン子と不仲で干された説
えなりかずきさんが芸能界を干されているとする説の中でも、特にその理由として多く言われているのが、泉ピン子さんとの不仲説です。
週刊誌の報道では、
- 泉ピン子さんが母親気取りでえなりかずきさんの私生活にまで口を出していた
- 泉ピン子さんがえなりかずきさんの母親に中古のブランド品を買わせた
- えなりかずきさんが泉ピン子さんと母親の板挟みで苦しんだ
- えなりかずきさんは泉ピン子さんと共演すると発疹が出るから共演NG
このような報道をされていたのをご存知の人も多いですよね。
また、反対に、第三者の橋田壽賀子さんらを巻き込んだうえで「えなりかずきさんの方が恩知らずだ」といった話もありました。
そして、泉ピン子さんがイジメを否定しつつも、えなりかずきさんへの怒りをインタビューで語ったりもしていました。
この結果、えなりかずきさんは芸能界を干されたのではないかという説です。
えなりかずきさんと泉ピン子さんの間に、本当に報道されているような確執があるのかどうかはわかりません。
ただ、仮に本当に不仲だったとしても、私が個人的に感じるのは、今の泉ピン子さんにそれほどのチカラがあるのかな、ということなんですよね。
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「おしん」や「渡る世間は鬼ばかり」のような代表作のある女優ですし、周囲はもちろん泉ピン子さんに気を遣う面はあるでしょう。
もし、泉ピン子さんが出演するドラマやバラエティで、えなりかずきさんとは共演したくないと言えば、その意向は汲まれる可能性があります。
しかし、現在の泉ピン子さん自体、それほどドラマやバラエティへ出演しているとは言い難いですよね。
しかも、出演したら高視聴率が約束されているような存在でもないし、むしろ暴言や態度で批判されることの方が多いような状況です。
そんな泉ピン子さんの意向が、自分が出ている番組ならともかく、自分が関わっていないドラマやバラエティにまで及ぶとは考えにくいんですよね。
そんなわけで、2人の不仲が本当だとしても、えなりかずきさんが露出を減らしている根本的な原因ではないと思います。
えなりかずきは嫌韓発言で干された説
2013年4月13日に放送された番組「たかじんNOマネー GOLD」で、えなりかずきさんがした嫌韓発言が話題になったことがあります。
- 自信過剰
- 韓国が嫌い
- 政権が不安定になるとすぐ矛先を日本へ向ける
- なんでも韓国が世界一みたいな言い方をする
この発言によって、韓国系企業のスポンサーとの関係等で干されてしまったという説です。
確かに日本では、タレントや俳優が政治的な発言をすることを、テレビ局やスポンサーがあまり好まない傾向はありますよね。
ただ、これだけでえなりかずきさんが干されたというのはどうなんでしょう。
だって、嫌韓発言をしたことで即干されてしまうなら、テレビに出られなくなるコメンテーターやタレントは山程いるはずですよね。
そもそも、嫌韓発言が一人の芸能人が干されかねないような重大なことなら、テレビ番組の企画として成り立ちません。
生放送のアクシデントでも無いわけですから、カットすることだってできたはず。
そういう意味で、この嫌韓発言だけでえなりかずきさんが露出を減らしたと見るのは、少し言い過ぎだと感じます。
えなりかずきさんが露出を減らした根本的な理由
個人的に、えなりかずきさんがドラマやバラエティで露出を減らした根本的な原因は、何か特定の言動や他の芸能人との関係ではないと思います。
では、えなりかずきさんが露出を減らした根本的な原因は何でしょうか?
子役の呪縛
えなりかずきさんが露出を減らした理由1つ目は「子役の呪縛」です。
子役というのは難しくて、成長して大人になってから、子役時代以上に活躍できる人はほんの一握りです。
というのも、視聴者は子役の子ども時代をずっと見てきているわけで、そのイメージが非常に強く残りやすいんですよね。
だから、例えば、元子役が大人になって、ドロッドロの恋愛ドラマに出てきた時の違和感・チグハグ感って、もの凄いんです。
だって視聴者の頭の中では、まだ「子ども」なんですから。
その点、えなりかずきさんは、長年高視聴率だった「渡る世間は鬼ばかり」にレギュラー出演していました。
お陰で、視聴者には「中華料理店の口の達者な子ども」としてこびりついているんです。
となると、えなりかずきさんが本来は年相応な役のはずのサラリーマンを演じても、決して演技が下手なわけでもないのに、見ている側は違和感が消えないんですよね。
「えなりかずき」カラーが強すぎる
えなりかずきさんが露出を減らした理由2つ目は「強すぎるえなりかずきカラー」です。
えなりかずきさんは、成人前後頃からバラエティ番組への出演が急に増えました。
シャツを全部ズボンに入れる等、あまり現代的とはいえないビジュアルやセンス、ゴルフやアマチュア無線が趣味である等のキャラクターがウケていましたよね。
ただ、こういうエッジの効いたキャラクターというのは、消費される(飽きられる)のも非常に早いものです。
どれだけ知ってる?
これはえなりかずきさんに限らず、芸能界ではよくあることで、いわゆる「一発屋」と言われるような芸人がいい例ですよね。
結果、バラエティ番組への露出は徐々に減っていきます。
とはいえ、えなりかずきさんの本業は俳優。
バラエティ番組への露出が減ったところで、本来は問題無いはずなのですが…
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あまりにも、バラエティ番組でのえなりかずきさんの「カラー」が強すぎました。
元子役という時点で、視聴者の頭には子役時代の子どものイメージが残っているうえに、さらに非常に特徴的なカラーが上乗せされてしまったわけです。
そうなると、ドラマでどんな役で出演しようとも、えなりかずきさんはえなりかずきさんにしか見えません。
演技の上手い・下手の話では無く、フィクションの世界の中に、えなりかずきさんがノンフィクションの存在として浮いてしまうんです。
例えば、ドラマや映画で、観た人が感動して涙を流したり、主人公をいじめる敵役に腹が立つのは、その話に入り込んでいるからですよね?
それができなくなるんです。
そうなると、ドラマや映画を制作する側としては、起用しにくくなってしまうのは無理のない話ですよね。
芸歴の長さが裏目に
子役時代の呪縛と、カラーの強さに加えて、マイナスに働いてしまうもの。
それはえなりかずきさんの芸歴の長さです。
子役時代を入れればかなりの芸歴があるわけで、出演料もそれなりに高くなるでしょうし、周囲も気を遣うはずです。
共演者やスタッフからすれば、年齢はえなりかずきさんが下だけど、業界では大先輩という関係になりますからね。
そういったことを制作側が総合的にみるとき、どうしてもコスパを考えるんじゃないでしょうか。
思ったように役にハマらず浮いてしまうかもしれなくて、でも出演料は高いし周囲も気を遣う存在。
これらが、えなりかずきさんの起用に積極的になれない理由となっている可能性があります。
えなりかずきが今後露出を増やすには?
正直なところ、子役をしていた過去も、バラエティ番組で浸透したキャラクターの濃さも、今からどうこうできる話じゃありません。
それに、これはえなりかずきさんにしてみれば、自分の大切な歴史です。
泉ピン子さんとの確執の真偽はともかく、あれだけ個性の強いメンバーに囲まれながら、小さい頃から頑張ってきた努力の歴史でもあるわけです。
消すことのできない過去であり、決して恥じるような過去でもありません。
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では、今後、えなりかずきさんがドラマや映画で俳優として、露出を続けていくためにはどうすればいいでしょうか。
…たぶん、ご本人からは余計なお世話に思われそうですね。笑
ただ、個人的に私はえなりかずきさんの演技が好きで、もっと活躍する場があってもいいと思うので、老婆心ながら提案させてもらいたいと思います!
現代を舞台としないドラマや映画に出演する
NHK朝の連続テレビ小説「ブギウギ」もそうですが、えなりかずきさんは現代を舞台としない作品の方が向いていると感じました。
そもそも時代設定が今と違うと、えなりかずきさんのカラーがそこまで浮かないんですよね。
むしろ、えなりかずきさんの現代っぽくないところがうまくハマる感じです。
えなりかずきさんは決して演技が下手なわけではない(むしろ上手い)ので、変な浮き方さえしなければ、実力通りに評価してもらえそうな気がします。
最近はテレビドラマでも時代劇が減ってはいますが、根強い人気のあるコンテンツでもあります。
Netflix等、従来とは違ったメディアならまだまだ可能性はある分野なので、期待したいですね。
非日常を描くドラマや映画に出演する
やはり、一般人にとって身近な日常を描く話では、えなりかずきさんのカラーが強すぎて負けてしまいます。
日常にどんなに溶け込ませようとしても、かなり無理があるんです。笑
そこで、現実とかけ離れた非日常を描くドラマや映画をおすすめしたいですね。
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例えば、ライトノベルで人気の転生モノのように物語の舞台が疑似世界なら、えなりかずきさんのカラーも浮かないでしょう。
実際には「ありえない世界」だからこそ、えなりかずきさんの個性やカラーは活きるでしょうし、インパクトも大きいと思うんですよ。
えなりかずきさんなら、シリアスなものからコメディタッチのものまで対応できるでしょうから、バイプレーヤーとしても重宝される気がします。
確固たるポジションを掴むまでは…
えなりかずきさんが今後、俳優業を主として活躍されたいなら、確固たるポジションを掴むまでは、あまりバラエティ等には出演されない方がいい気がします。
カラーが強まれば強まるほど、俳優業としては難しくなりますからね。
もちろん、俳優業よりタレント業に主軸を置かれるなら別ですが…
個人的には、えなりかずきさんは俳優としてもっと活躍できる人だし、評価される人だと思うので、あとは活躍できる場所を選ぶだけだと思います。
きっと、場所を選べば「こういう役はえなりかずきしか勝たん!」と言われる役があるはずです。
そうなれば、制作側としても、出演料が高かろうが気を遣う必要があろうが、起用しない理由がありません。
まあ、泉ピン子さんとの確執が本当にあったとしても、そこはあまり視聴者としては関係ないところじゃないかと思うんですよね。
泉ピン子さん自身が、一般人からそれほど好感度の高い人とは言えないので…笑
ただ、本業以外の部分でトラブルのニュースばかりだと、また余計な「カラー」がついてしまう可能性があるので、そこのところは要注意ですね。
今後もえなりかずきさんの活動に注目しています!